834: おさかなくわえた名無しさん 03/09/04 13:19 ID:yqPR4hv4
親父と二人でバスに乗って出かけたときのこと
乗るときにどうやら、前に並んでいた数人の客も小銭がなかったらしく
両替をしながらバスに乗り込んでいた(料金は先払い)
それで俺たちが乗るときに、運転手がボソッと
「小銭くらい用意しとけよ」
ってつぶやいた。いやな運転手だなと思いながらも暑い日だったので、
中の涼しさで怒りも忘れることができた。
乗客の中には、子供も数人いて休日で出かけるのか楽しそうに話をしていた。
親は子供たちを騒がしくしないようにしっかりと見ていたし、実際そんなに騒がしくなかった。
それでも運転手は気に入らないらしく
「子供をちゃんと見ていてください、ほかのお客の迷惑です」
とアナウンスを流した。子供たちは騒がしくしているつもりはなかった
ようなので、変わらず楽しそうに話を続けていた
「うるさいっていってるんだ、子供のしつけくらいちゃんとしろ」
と、マイクでどなりその声は車内に響き渡った
子供たちはびっくりしてしまい、車内では誰一人話すらしなくなった
信号で止まると、隣に座ってた親父が立ち上がり運転手を怒鳴りつけた
「何だお前のその態度は、両替はあんたの業務でもあるし、子供が乗れば
多少騒がしくなるのは当然だろう。それに子供たちも周りに迷惑かけるほど
騒がしくはなかった。お前みたいに短気なやつが運転するバスには危なくて
これ以上乗ってられない。今すぐここでおろせ、それとお前の名前はなんていうんだ」
といってその場で俺と親父はバスを降りて暑い中、目的地へと向かった
つづく

引用元: ・胸がスーッとする武勇伝を聞かせてください!(改)