230 :修羅場な話 2016/10/17(月) 02:24:51 ID:MwW88Dtn0.net
数年前、2人目産まれたとき切迫で仕事が出来ず一旦退職した。
お金がなかったので子が6ヶ月の時仕事復帰しようと準備をしていた。
ある銀行で新しく働く仕事の給与振込用に通帳を作りに行った。
その時、上の子(3歳トイレトレーニング最終段階)がトイレに行きたいと言い付き添った。
個室に入り子を便座に座らせて落ちないように抑えている時、ふとトイレの真後ろに紙袋があるのが見えた。
触ってみると固くて四角い。
恐る恐る紙袋を開けてみると中には帯のついた札束が3つ手紙と入っていた。
手紙には「私の財産の一部。訳あって相続させたくない。だから拾ったあなたにもらってほしい。」と書いてあった。
字は綺麗だけど少しヨレヨレしていて、お年寄りが書いたのかなと思った。
こんな大金いきなり目の前に現れてドッキリなのかと周りを見回してもカメラなどなくダラダラ汗出るし心臓もバクバクした。
でも、正直本気でお金がなくて困っていた。
子が2人もいるのにこんなにお金なくてどうしようと本気で困っていた。
有り難く頂戴することにして、カバンに突っ込み何気ない顔で銀行をあとにした。
旦那に言おうか迷って金額を300ではなく100と言って、施設にいる祖父母からの孫(私のこと)への生前贈与的なものと話した。
その残りの200は、こっそり学資保険に突っ込んでおいた。
あの時の手紙はお守りとして今でも大事に持ち歩いている。
これって、本人から譲ると書かれていた手紙があってもやっぱり持って帰ってきちゃダメだったんだろうか。
誰にも言えない。