787 :修羅場な話 2015/06/09(火) 19:58:20 .net
嫁とは、20年かけて二度の恋愛期間を経て結婚した。

一度めは、俺が20歳、嫁が22歳の頃。付き合い始めそのまま同棲へ。そして妊娠。俺は結婚して出産を懇願したが、
嫁は頑なにノー。結局、中绝したのだが、それで関係がギクシャクし別れた。俺も若かったね。嫁の気持ちを
受容できなかった。それでも嫁のことは大好きだった。嫁は、2年後に他の男と結婚した。俺も何人かの女忄生と
付き合ったが結婚には至らず。相変わらず心の真ん中には嫁。とはいってももう人妻。現実的には興味なし。
どこで何してるのかも不明。俺は独身のまま、30代半ばに。

大手企業勤務だったので、収入はいい方かと。趣味のクルマとバイクに没頭。趣味の為に凝ったガレージを持つ南欧風の
小洒落た戸建を建てた。ガレージには、スポーツカーとSSバイク、ツーリングバイクが鎮座。リビングと寝室から、
ガレージがショウルームのように見える。気楽な独身貴族の生活を謳歌していた。

ある日、facebookに友達申請が。嫁からだった。躊躇したが連絡をとってみた。嫁は、結婚して10年ちょいで離婚。
当時は関東地方のとある街で派遣労働で独り住まい。離婚の仔細は詳しく聞いていない。関係ないし。
嫁にこっちに遊びに来ないかと誘ってみたらOKの返事。空港で久しぶりの再会。ガレージや家を見て、「生活感が
まったくない、気ままな暮らしをしてるのね(笑)」。嫁は数日滞在、もう若くないので男女の関係は無し。
昔のように家事に勤しむ嫁を見て、「よりを戻すのもいいかな」と思った。

3カ月に一回くらいの頻度で嫁に遊びに来てもらう生活。「なんか家政婦みたいね」って言われたが、家事もそつなくこなすし、
嫁にも不満はなさそうだ。しばらくして、嫁に一緒に住まないかと提案。「結婚までは・・・考えさせて」と言われたが
派遣契約が切れるタイミングで同居。この年齢になると老後も考えないといけないので入籍し、10年くらいで今に至る。
郊外の森林に囲まれた南欧風の家でオヤジとオバンのスローライフな生活。週末は、スポーツカーに嫁を乗せてぶっ飛ばし
スト乚ス発散。若いころのような仲とはいかないが、年を取ってからの恋愛ってこんな感じなのかな。