300 :修羅場な話 2020/03/12(木) 08:56:02 ID:gAY
20代は仕事が楽しくて楽しくて天職だと思ってた。
この仕事が続けられるなら結婚できなくても仕方がないとすら思えるぐらいに。
ところが30になったばかりで突然両親が揃って事故で亡くなりひとりぼっちに。
そうなって初めて前向きに結婚したくなった。
私自身が寂しいって言うよりも、うちの両親はとても仲が良かったけど割と古い考えの人たちで
生前結婚のことを心配されてたから、親が望んでいたようにちゃんと家庭を持った姿を
見せてあげれば良かったなーって言う後悔に苛まれてしまったんだ。
それで一周忌を終えてから婚活始めたんだが、年齢が年齢だし厳しいかなと思った。
ところが予想に反して申し込みは多かった。中には20代の男忄生もいた。
私の方からの条件は、仕事を続けたかったので転勤族はNGってことと
煙草を吸わないこと、妻が働くことに理解のある人の3点。
年収とかは拘らなかった。自分に十分な収入も預貯金もあったし家(実家)もあったから。
ちゃんと真面目に働いてる人なら低収入でもいいと思ってた。
そして1つ年上の男忄生と付き合うことになった。私32、男忄生33の時だった。
が、週1ぐらいのペースでデートしたり電話で話したりしたがなんかピンとこない。
恋愛とは違うからこんなもんかなと思う一方で、なんか違うと言う気持ちが拭えない。
相手の方は2ヶ月が過ぎると結婚する方向への話を詰めて来るようになり
リアルにこの人との結婚生活を想像してみたら、安らげないと思ってしまった。
せっかちで行動のひとつひとつが雑でせかせかしたところが自分とは合わないと思ったんだ。
それで正直に自分の気持ちを話してお別れを切り出した。
そしたら相手から言われたのが「うぬぼれるな。選べる立場だと思うなよ」って。
「親もいなくてそこそこの財産と収入持った女じゃなければ、
30過ぎの女に行くかよ。20代狙ってるわw」だって。
悪い人ではなさそうだと思った自分を凹りたくなったw
でも全然ショックじゃなかった。
あーそう言うことか~って合点がいったと言うか。
もちろんみんながそうだったとは思ってないけど(それはさすがに男忄生に失礼だ)
私みたいな30過ぎの天涯孤独な女に申し込んでもらえるのは
面倒な義理親との付き合いがなく、財産もあるからか。
もちろん貯金以外に相続した財産があるなんてことは書いてないけど、
家持ちで親がタヒんでりゃ想像つくだろうし。
もういいや、結婚は無理してするもんじゃないと自分に言い聞かせて退会した。
が、それから5年近く経って、同じように両親が亡くなった一人っ子の男忄生と仕事を通じて出会い意気投合。
一年足らずで結婚。相手も初婚。2つ年上。
昨日10回目の結婚記念日を迎えたが、仕事も順調だし毎日楽しい。
結婚ってやっぱり“縁”なのかなぁと思う今日この頃。