599 :修羅場な話 2020/08/05(水) 18:29:24 ID:Chp
既女板に書いていいのかどうか微妙なんだけど。

うちの母親は私が高校生の時に再婚して、再婚相手には大学生の息子がいた。
その息子は県外の大学に行ってたから普段は一緒に生活はしてなかったんだが
ある日突然帰省してきて、たまたま私ひとりだって知ると襲ってきた。
必タヒで抵抗して、サイドボードに飾ってあった石の置物を投げつけたら
避けられたけどそいつの足の上に落ちて、足指が砕けた。
救急車も呼ばずに近所の友達の家に逃げた。
私の乱れた服や泣きながら怯えてる様子で友達のお母さんがうちの様子を見に行って
散らかった部屋の中で蹲ってるそいつを見つけ
救急車を呼んでくれたが、何があったかは丸わかりだった。
近所中に大正解の噂話が流れ、うちは引っ越し、両親も離婚した。
その時の出来事で強い男忄生恐怖症が出た。
なので女忄生しかいない職場を選んで就職したが、男忄生をシャットアウトできるわけでもない。
その職場に出入りしてる業者の男忄生のひとりであるAさんだけ
他の業者さんと違って何故か嫌悪感も恐怖心も出なかった。
そのAさんと入籍した。
入籍までのあれこれは需要があれば書くけど、とりあえず省略。
実はAさんはゲイだった。すごくいい人だけど、女としての女忄生には興味がない人。
私の方が母親から鬱陶しいぐらいに結婚結婚結婚結婚言われてて
母親は私の男忄生恐怖症を知ってるのに、結婚してしまえばなんとかなると思ってる。
Aさん提案で結婚しようかってなり、それで表向き夫婦になった。
大親友と一緒に暮らしてる感じで、家事も一緒にやるし、晩御飯が終わったら一緒にゲームしたり
カラオケに行ったりもした。
Aさんは時々片思いの相手と旅行に出掛けたりもしてたけど
帰ってきたら切ない話を聞かされて一緒に泣いたりもした。
Aさんは英語が堪能だったので、私も海外に連れて行ってくれたりしてすごく楽しかった。
私のAさん以外の男忄生への恐怖心はAさんのおかげでほんの少しやわらいだけど
仕事は辞めてフリーになった。
そして銀婚式を迎える前にAさんはタヒんじゃった。車に撥ねられてあっけなく。
お葬式、無茶苦茶泣いた。一緒に撥ねてくれれば良かったのにって。
男としてじゃなかったかも知れないけど、私はAさんを愛してたと思う。
Aさんのいない世界はつまんない。来世は普通の男女として出会いたい。