362 :修羅場な話 2019/06/01(土) 12:49:42 ID:vfe
金の無心にくる母親や姉から逃げて
地方の観光地の温泉旅館に雲隠れして働いていた時期があった。
そこに知った男が泊りに来た。
昔付き合っててプロポーズまでされたけど、当時親友だと思っていた久素子(仮名)に奪われた男。
あの頃の私から比べるとかなり痩せてるし、ロングだった髪もベリーショートになってるからか
私には全く気付かなかった。
まぁ旅館の仲居の顔なんていちいちじっくり見ないだろうけども。
そして隣で腕組んでた女は久素子ではなかった。もっと若くて色っぽい女忄生。
漏れ聞こえる会話から不イ侖なのが丸わかりだったけど、そこは旅館の礼儀として「奥さま」と呼んだ。
久素子に対して「ざまぁ」と思ったが、あの時の復讐をするチャンスだと思った。
母と姉の借金癖をわざわざ彼にチクり、結婚相手にふさわしくないと説得したのは
実際そんな母と姉だから仕方ないかもしれないが、父は服役中なんて嘘まで織り交ぜられた。
実際には父は事故で亡くなっているんだが、服役中なんて言えないからタヒんだことにしてるんだって。
そして悩んでる彼の相談にのりながらデキ婚に持ち込んだ。
そんな噂を安易に信じた彼にも失望してたからその恋愛に執着しなかったし
彼にフラれてしまったのは仕方がないと思っていたが、Aのやりくちだけは許せなかった。
彼が夕食の間に布団を敷きに部屋に入った時、彼の鞄からパスケースを盗み見て現住所を確認したら
やっぱり間違いなかった。(宿帳のは嘘だった)
それからこっそり二人が腕組んでるところ、貸切露天風呂にふたりで入るところなどを写メを撮った。
その写メをそれぞれ20枚ずつぐらいプリントして、休日に地元に戻り
早朝、久素子自宅の玄関回りや庭に思いっきり投げ広げてピンポンダッシュ。
隠れて様子を見てて、広がった写真を拾い上げた時の久素子の狼狽ぶりと
家の外に落ちてるぶんだけ拾って家に駆け込んだあと聞こえてきた怒声に溜飲が下がった。
旅館の仲居の仕業と言う証拠はないだろうが、もしバレたら辞めても全く構わなかったから
心置きなく復讐したけど、幸い旅館への問い合わせの類は一切なかった。