158 :修羅場な話 2015/03/08(日) 16:44:30 0.net
父と母は同級生。母は在学中に妊娠して父は卒業後に就職した。

母は姉と俺を立て続けに産んだ。姉が4歳、俺が3歳にになる頃、母は大学に受験して合格。学業と育児を両立させるのは難しいためか、両親の同級生で親友のおじさんがその手伝いをするようになった。
おじさんは在宅ワークなので都合が良く、快く引き受けてくれた。

おじさんは良い人だった。
幼稚園の送り迎えをしてくれたし、遊んでくれたし、勉強も教えてくれたし、美味しい夕食を作ったり、相談相手にもなってくれた。
おじさんがいたから両親がいない寂しさも感じなかった。

おじさんが育児の手伝いをするようになってから10年以上が経った。
母は大学を無事卒業して資格を取って就職、父も順調に仕事をこなし出世していた。姉は高校一年になった。
おじさんは育児や家事の手伝いの必要がなくなり、あまり顔を出さなくなったけど会いに行くと喜んでくれた。

ある日、姉が俺に告白した。
おじさんの事が好き、明日告白すると言った。
結果は惨敗だった。