276 :修羅場な話 2012/06/28(木) 22:55:36 0
今から30数年間の修羅場。
当時、私は12歳の中学受験ど真ん中。
塾から帰ると両親が鬼の形相。

「お前、塾をサボって万引きしまくっているんだって?」

と父が私をグーパンチした。
勿論冤罪。
私の鼻血に興奮したらしい母は、父の竹刀を持ち出して私を乱打。
「違う」と言う余裕もなく、私は頭をかかえて丸くなり身を守る。
両親益々ヒートアップ。
私は両手足を縛り上げられ、毆る蹴る、竹刀乱打のサンドバック状態。
ついには、髪をバリカンで丸坊主にされた。
翌日、全身痣だらけの坊主頭の私は、縛られたまま隣町の文房具屋に連れていかれた。
勿論初めて行く店。
両親は私を店主の前に転がし、2人で土下座。

「この子・・・誰ですか?あの万引き犯はこの子じゃないですよ。
 名前が一文字違いの子ですよ。」

両親、なんだ~人違いか~で満面の笑み。
私は何故か縛られたまま再び車の後部座席に放り込まれ、帰宅。
ちなみにこの時の記憶は、両親の頭からまるっと消えている。

10年前の私の結婚式で、父が
「娘に手を挙げることなく、育て上げました」
とドヤ顔で語ったときは、流石に杀殳意が沸いた。