523 :修羅場な話 2019/09/18(水) 10:05:08 ID:We.a6.L1
おっさん達の思考がよく分からんという話。

こないだバーのカウンターで飲んでたらやってきたおっさん、
普段よく行くスナックが閉まってたからここに来たんだと喋り出した。
なんでもスナックのママさんが、娘さんの出産に付き添うから店を開けられなかったらしい。
「でもよぉー、娘の出産の世話するって、娘はシングルマザーなんだな」とおっさん。
いやいやいや、何だよその偏見に満ち満ちた決めつけ。
お産だけ実家の母親の世話になるとか大昔からよくある話だろ。
思わず連れと一緒にそのことを突っ込み、バーテンダーや別グループのお客の
援護射撃も入ったが、おっさんは最後まで「シングルなんだろうよ」と
腑に落ちなそうな顔をしていた。

おっさんが帰ったあと連れと「びっくりしたね」と話していたら、
カウンターにいた別グループのお客の一人の女の子が話し始めた。
なんでも彼女は週に何度かラウンジでアルバイトしてるそうなんだが
「休日に家事をする」と話すと、おっさん達は軒並み
「結婚してたのか!旦那がいるのか!子どもは!?」と騒ぎ出すらしい。
「わたし一人暮らしなので、私がやらなきゃ誰がやるんだって感じなんですけどね。
自分ちの家事は誰がやってくれてると思ってるんでしょうね」と
溜め息と呆れ笑いをもらしていた。
「家事」という表現が悪いのかと考え、「家のこといろいろ」とか
「掃除や洗濯や料理」と具体的に言うとかも試したけど
まったく効果はなく、おっさん達の反応は同じだったそうだ。

「妻に感謝がないおっさん」の話はよく聞くが、まさか
「出産は命がけの大変な行事でその前後は母親や縁者に頼る場合も多々ある」
「家事は妻が毎日片付けてくれている」ということに
ここまで意識が向いてないとは、となんかちょっとした衝撃で、
ああはなるまいと連れとかたく心に誓った。