696 :修羅場な話 2010/02/10(水) 20:18:51 ID:Q7aN02Vc
武勇伝と言うかなんと言うかよくわからん話を一つ
昔バイトでスーパーに勤めていた時、たまたま早上がりで、
高校生の子と帰りが一緒になった
この子は仕事も真面目であいさつもできる良い子だったんだけれど、
更衣室から出てきた姿を見て、驚いた

制服をだるっだるに着崩して、
180近い身長も相まって、見るからにDQNという格好で出てきた
俺が呆然としてると「お疲れさまでした―」って帰ろうとしたので、
思わず「ちょっと待て、その格好はなんだ」と呼びとめてしまった
彼もこういうことは言われまくっているのか、
「あ? なんなんすか?」と不機嫌そうだったが、構わず言ってやった
「着崩すなら恰好よく着崩せ! いいから、ちょっと鏡んとこ来い!」

高校生はポカーンとしてたが無視して、鏡の前に連行
「いいか? シャツを出すなとは言わないけど、お前シャツにアイロンかけてないだろ?
 シワッシワのシャツなんて出すだけ恰好悪いって解るよな? 出すならアイロン、基本だぞ。
 次、ボタン開け方がハンパ。ネクタイと首の間にボタンが見えるのはカッコ悪いだろ?
 やるならもっと思いっきり開けるなり、止めるなりしてメリハリをつけろ。
 上着は……ダブルの制服は難しいんだよな、まぁいいや、鏡見てみ? さっきよりマシだろ?
 これ以上はちょっと自分で家に帰ってから研究してみろ、帰ってよし!」

とそんな感じでまくしたてたら、相手は怒るどころか、
「あ、はい、有難うございました」って頭を下げて帰って行った

次からはもっとカッコよく着崩してくれるだろうと期待してたんだが、
翌日会ったら一切着崩さずにピッチリと着込んでいた
制服は着崩さないのがカッコいいと自分で気が付いたらしいんだが……
なんか残念だ