536 :修羅場な話 2017/01/23(月) 13:18:22 0.net
豚切り。


先週日曜日の早朝、住んでいるマンションの3つ隣のお宅が火事になりまして、
隣人と出勤前に気が付いた夫とともに初期消火活動を行いました。
消火器を使ったり、バケツや洗面器の水で、なんとか事なきを得ました。

仕事に行こうとする夫が、火元の部屋のダクトから黒煙が出ているのに気が付いて、
夫が火元の部屋のドアをたたくも、無反応で(住人は気づかず寝ていたそうです)、
「これもう亡くなってる!?逃げなきゃ」と思い、
バッグや通帳などを取って逃げようとしたのですが、体がすくんで動かない。
その間に、夫が火元のドアを蹴破って消火活動をしようとしている姿を見て、ハッ…と我に返りました。
夫に「おいバケツ!!消火器も!!」と怒鳴られて、ようやく金縛りが解けたように動けるようになりました。

それからは必タヒでした。服や靴が濡れるのも忘れて、水を汲んで、騒音に気が付いた隣人さんと夫が消火器を使用して、
夫の指示で隣人さんが消防に通報して、火元の住人さんから燃えているのが布団と言われて間一髪だったことに気が付きました。
以前、テレビで、布団は燃えるとなかなか消えない、消えたと思っても火種が残っている場合が多い、と言ってたことを思い出して、ぞっとしました。

鎮火後に、消防と警察が到着して、現場検証や事情聴取など。
別の人に同じことを何度も聞かれました。
これは証言が一致するか、差異が無いか、調べていたんですね。

事情聴取中、消防士さんから言われたのは、夫の指示が冷静で的確だったこと。
適切な対応をしたから延焼しなかったこと。
本当に素晴らしい対応でした、ということでした。

なんというか、ダクトからのぼる黒煙を見て、まっさきに逃げなきゃと思った私と、冷静な判断で大火災を防いだ夫。
自分がどれだけ薄情な人間か、思い知らされた気がする、そんな日曜日でした。