816 :修羅場な話 2009/01/05(月) 12:33:34 0
今年のお正月の話。
うちの旦那は種無し。結婚して3年経ってまわりがうるさくて検査に行ったら種無しと判明した。
残念だけど旦那が好きで結婚したんだしそれでもいいやと私は思ってるんだけどトメはそう思ってなく、
どうしても私を悪者にしたかったみたいでずーっと子無しに対するイヤミを言われ続けてた。
旦那はもちろん自分のせいだと言いトメを〆るもトメは絶対嫁のせいと言い張り今年の正月も一触即発の空気に。
毎年こうなので今年は義実家には行くのをやめようと思ってたんだけど、海外出張の義兄夫婦が
日本に帰ってきたのと良ウトがガンで余命宣告をされているので仕方なしに行ったんだけど「やっぱり」な展開。
毎年こうでウトに「トメいいかげんにしろ!」と怒鳴られ三つ巴の喧嘩になるんだけど、ここで義兄が立ち上がり
台所から出刃包丁を持ち出し、トメの前の机にだん!と置いた。

「嫁子さん(私)すまない。嫁(兄嫁)すまない。お前達はいつもこんな事言われてたんだな
 親父、おふくろ、俺もこいつ(旦那)も種無しだ!いらん玉ぶら下げてんだよ。嫁のせいじゃないんだ。
 言葉で言ってわからないんだったらそれ(出刃)でこんないらん玉取ってくれ。
 それが種無しの自分達を産んだおふくろの責任だ。親父、これ取ればおふくろはもう何も言わない。安心出来るだろ?」

なんていうか凄い重い空気になって兄嫁さんは号泣。私もつられて号泣。旦那も俯いて涙流してた。
ウトも「悪かったな。皆追い詰めたな。ったくお前達にこんな母さんまかせられないよなぁ。心配だよ本当に」と言って泣いた。
トメは出刃をじっと見ながら「ごめんなさい」と謝って出刃を台所にしまって二階に行った。
大の大人が狭い義実家のこたつにぎゅうぎゅうに入りながら泣いてるのは凄い寂しかったよ。

結局その後はウトが遺産の話をしたりトメの行く末を話し合ったりしたんだけど、
それじゃあまりにも悲しい最後のお正月になってしまうと思ってトメと話し合って
ウトが行ってみたいと言っていたカラオケに行き家族で歌を歌って楽しげに帰ってきた。

なんていうか怒涛のお正月だったけど、結婚して初めて良いお正月だったなと思ったよ。