768: おさかなくわえた名無しさん 2009/07/14(火) 01:29:44 ID:Sz0CHrYx
 
夜中にこっそり長文を貼ります。
怒らないで。 

高校の時、母親が病気でなくなった。 父は弱い人だったのだと思う。 
苦しむ母親から目をそらして、他に恋人を作って、
母親がなくなると家を出ていった。 

「高校卒業までは面倒をみる。その後は自力で暮らしてくれ」 

受験も追い込みに入る3年生の秋、わたしはこうして独り暮らしを始めることになった。 

わたしの通っていた高校は進学校で、ほぼ100%の生徒が大学を目指していた。 
わたしだけ、大学受験という目標は消えた。 
授業料や家賃や光熱費は父が負担していた。 
生活費は送ってもらえなかった。 
どこを探しても家にはお金がなかった。 

父の新しい相手は他人の奥さんだった。

きっと慰謝料のために何もかも持っていったのだろう。