920: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/01(土) 06:29:15
気が付いたら知らない部屋の布団の中に居た。見知らぬパジャマを着ていた。 
頭がガンガンしていた。二日酔いだった。枕元にはタオルと洗面器。 
記憶を辿ると職場の忘年会、大卒新人だった俺はかなり飲まされていた。 
途中から自棄になり自分から浴びるように飲んだ筈、その後が不明。 

静かに戸が開き、見知らぬ女が入ってきた。 
よく言えば端正で清楚な容姿、悪く言えば特徴のない地味女、それが嫁だった。 
厚手のトレーナーにジーパン、上からエプロンを着ていた。 

嫁「あ、ごめんなさい、起こしちゃいました?」 
何となく自信なさ気の声色、不安そうな笑顔。 
誰だ、この女は?状況からすればこの女の部屋に転がり込んだのだろう。 
俺は昨夜この女に何をしたんだ?俺の趣味じゃないだろ? 
誤魔化して逃げた方がよくねぇ?待て、やったのならもう一度やろうぜ? 
脳内会議が紛糾した。 

嫁「朝食、作りましたけれど?…まだ気持ち悪いですか?」 
俺「…ええ、申し訳御座いませんが、食欲がありませんので」 
嫁「お水?要ります?」 
俺「…あ?、ああ、お願いできますか?」 
嫁「待ってて下さいね」 

安心したのか、無邪気な子供のような笑顔だった。 
っていうか高校生ぐらいじゃねぇ?まさか中学生じゃないよな? 
俺は酔ってコンの道を歩み出したのか?そうなのか? 

理性では否定していても、部屋を出て行く嫁の後姿、 
そのジーパン包まれた顔とミスマッチナな肉付きの良い尻を凝視した後、 
このチャンスを生かして「やる」事が脳内会議で決定した。 
自然と右手がセンターポールを握っていた。 

閉じられたふすま越しの嫁親子の会話を聞くまで、 
ガラに合わない肉食野獣になりきっていた俺だった。