878: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2011/02/18(金) 13:39:03 ID:V/RqOQEH
流れ切るよ。

知人が、元は寿司屋だった建物を居抜きで買って手打ちのうどん屋を始めた。
うどんだけでなく定食などもあって、美味くて値段もそこそこだからはやっているんだが、
たまに来る60歳くらいの夫婦が、無理なことを言って困るとぼやいていた。

その夫婦は「ここは寿司屋だろう。寿司をくれ」と言うんだな。
で、知人が「寿司屋だったのは前の話で今はうどん屋ですから」って言っても、
「私たちはここで寿司を食べるのが楽しみだった。引き継いだんならおまえも寿司を出せ」とか
食い下がる。
ないものはないので断っていると「客のほしいものを出すのが店だろう」と騒ぎ出す。

しばらくして老夫婦の正体がわかった。元の寿司屋の経営者だとさ。
お客の中に寿司屋時代を知っている人がいて教えてくれたんだって。
なんでも、最初はうまい具合に経営できていたらしいんだが、
いつごろからか常連と一緒に酒を飲んで、一見の客を追い返すようなことをし始めて、
あっというまに店をたたまざるを得なくなったらしい。

「ほんとうならここは自分たちの店だった」という悔しさがあるのかもしれないけど、
だからって今の持ち主に嫌がらせをしてどうなるっていうんだろうなあ。
最近は来なくなったから安心しているらしいけれど、また思い出したように来るのかもしれないし。