143: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/09/13(水) 15:05:58.60 ID:PdLwx9e+d
妻とはベタに合コンで出会った 
合コンで、家族のことを楽しそうに話していたのが印象的で好きになった 

俺は小さい頃に父親を亡くしていて、中学の時に母親も亡くし、
その後育ててくれた祖母も就職してすぐに亡くした 
付き合う前に話すと、
「親を亡くしたこともないからなんて言うのが正解か分からないや、ごめん。
○年間、一人で頑張ってきたんだね。いや、俺君なら支えてくれる彼女もいっぱい居たか。」
と言われた 

よく可哀想とか言われていたので、こういう反応もありなのかと思った 
家に呼んだときは、最初に仏壇に手を合わせてくれて、この子と結婚したいと思った 
祖母と暮らしていた古い一軒家にそのまま住んでたんだけど、大抵の人は売って、
駅近のマンションに移ればいいとか言ってきたけど、
彼女はマンションで育ってきたこともあり、興味津々だった 

子供みたいに
「こういう家に住んでみたかった!夏に庭で花火とか縁側で西瓜とか!
秋は焼き芋とか出来るの?ご近所さんに怒られる?いいなー。」
と興奮気味 
その日に付き合ってほしいと言ったら、
OKしてくれた後に、すぐに仏壇に報告していた 
「いつまで俺君の恋人でいられるか分かりませんが、よろしくお願いします。」 

そのまま泊まって、一緒に過ごしたけど、
夜中にトイレに怖くて行けないと起こされたときは笑った 
この家に来たときはもう大きかったけど、
最初の頃はそんな気持ちになったことを思い出した 

彼女が俺の恋人だったのはたったの1年間でした