888: 882 その1 2016/12/20(火) 16:18:07.87
俺:34歳 
嫁:29歳  
先輩:たしか31歳 

俺、ちょっと特殊な専門職なのだが会社が倒産し、 
契約社員として嫁会社へ。 
(契約社員からの正社員登用が望める会社) 

嫁は俺が入るチームのチーフで先輩はその部下 
俺は嫁の部下で先輩の後輩となる。 

嫁の第一印象は「事務的で冷たい感じ」。 
先輩が契約社員担当、先輩の指示で俺は動く。 
が、この先輩とのやりとりがスゲーストレスだった。 
俺が作った書類等に1回でOKをくれることは無く、 
必ずダメ出し、作り直しを要求される。 

ダメ出し自体が嫌なわけじゃないのだが、その理由が、いつも俺にはよくわからない。 
「分かりにくい」とか「読み手のこと考えてる?」とか「文章がさぁ」とか。 

こう書くと先輩が粗探し的をしてるだけじゃないかと思われるかもだが、
この職種は他者にプレゼンする要素もあるので、一概に先輩がおかしい、とは言えない。 
「分かりにくい」というのは十分なダメ出し理由になるんだ。 
ただ、俺が「どこが悪いか」を理解できていないだけで。 
で、わからないながらも言い回しを変えたり、レイアウトを変えたりを何度かするとOKが出る。 
釈然としないながらも「読みやすさってそういうことなのかな」とか思ってた。 

でOKが出る際も、いつもため息交じりで「まぁいいや」的な態度で。 
何よりきついのが、それらのやりとりの際に先輩が高確率で発する 
「使えねぇヤツだな」という呟きだった。 
俺に直接ぶつけると言うより、独り言みたいに呟く。 
でも確実に俺にはもちろん、周囲の人にも聞こえる音量で。 

俺は、自分で言うと嫌味だけど、自信家なところがあった。 
派遣社員とは言っても同業他社で働いていた自負もあり、 
この会社に入っても即戦力になれるというか、 
この会社のシステムさえ把握すればすぐに役に立てる自信があった。 
もっと言うと、正社員になれると思ってた。 
だが先輩とのやりとりでプライドズタズタ、みるみる落ち込んでしまった。