365:おさかなくわえた名無しさん2014/03/12(水) 13:02:00 ID:TiHA9Lgi
幼稚園〜高校まで一緒だったAの話。

Aは色素が薄いのか色白&茶髪に、
切れ長二重の大きな茶色の目をしていて、
小さい頃からお母さん方には評判の美少年だった。

一方、性格は大人しく口下手で泣き虫。背は低く運動音痴。
目を引く外見のせいでからかわれ、苛めっ子に泣かされる日々。

小学生の頃は、同じグループで帰ってたので、
わざわざAを追いかけてくる苛めっ子をみんなで追い払ったりしてた。

「無視してやればいい。Aが泣くから面白がるんだよ」
「母ちゃんが、Aはイケメンになるって言ってたぞ」、
等々、みんなで慰めたりアドバイスしながら帰るのが日課。

Aは泣きながら「でも、だって」を繰り返すだけだった。

Aは苛められっ子のまま小・中学を卒業。
その頃には、ぐんぐん背も伸び、肩幅もしっかりしてきた。
見た目だけなら、完璧な美少年だったんだけど、
小学校時代の苛めっ子に相変わらず絡まれたり(苛められては無かったが)
女子も「すぐ泣く女々しいA」の印象が強く、とても地味なやつ、という印象。

問題は、高校に入ってからだった。