660: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 14:00:41.29 0
祖母の遺品を巡って起きた修羅場。 
他界した祖母の書斎の整理をしている時に、知らないおじいちゃんが訪ねてきた。 
おじいちゃんは山高帽に着物を着こなしたいかにも老紳士と言った出で立ち。 

祖母の知り合いでお線香をあげにきたとのことだった。 
おじいちゃんはお線香をあげると、祖母の書斎に案内して欲しいと言った。案内するとおじいちゃんは棚の中から一冊の魚の図鑑を取り出してこれを譲って欲しいと言ってきた。 

「タダでとは言いません」 
と包んでいた風呂敷を開けると、中には札束の山があった。あまりの金額の多さに母と私はたじろぎ、母はこんな大金頂けませんしこの本には先客がおりますので譲ることは出来ませんと断った。 
おじいちゃんは結構食い下がったけど、最後は諦めて帰っていった。