747: 1/3 2016/02/19(金)00:44:07 ID:6uB
プチだけど、
友人だと思ってた相手の本音を知ったことが
自分にとって結構な修羅場だったのを
思い出して書き捨て。 

私は30過ぎまで、かなり重症のお花畑だった。
10代でクリエイティブ系のとある職業を志し、
20代は夢のために使い切った。
友人たちが就職活動に奔走するのを横目に
華々しいドリームを語り、
自分は世界に羽ばたくんだと大言壮語して
マニアックな学校に通い、
親に金をせびったり借金したりして、
勉強のため海外にも行った。

そしてある日私は唐突に、
自分には才能がなく夢の職業は無理、と気付いた。
残ったのは、職歴なし資格なし30代で、
あるのは借金とマニアックな知識・技能だけの独身女
(しかもデブス)。

自分を客観視し、やばいやばいやばい!と
真っ青になって就職活動を開始したものの
当然まともな職は決まらず、一時は病みかけた。

しかし半ば惰性で何社も受け続けた日々の中で、
奇跡的に「面白そうな奴だ。うち来る?」
と言ってくれた会社があった。

飛びついて就職。
あとのない人間の必タヒさで恥も外聞も捨て、
周囲のあらゆる人に縋りついて
社会人の初歩の常識から教えを請い、
非常識さ加減を笑われつつも
奮闘の果てに試用期間を乗り切り、
何とか正社員としてやってく目処が立った。

そして以上の経緯の間、
何故か細々と続いていた高校時代からの彼氏に、
「やっと自立できた!私が馬鹿だった!もう夢は見ない!
借金も自分で返す!家事もする!だから結婚して!」
と土下座の勢いで迫ったら、「オッケー」と言ってくれた。

就職して半年で結婚。
それから数年の間に続けて出産し、
3人の子持ち(双子含む)になった。
産休をいただいて働き続け借金も返し切り、
夫の仕事も順調で、
今は兼業主婦として結構な幸せな生活をしている。