168: 可愛い奥様@\(^o^)/ 2015/03/11(水) 17:37:31.17 ID:2mdA6tsO0.net
先日大トメさんから伺った話(長文失礼)。 

今から何十年も昔、大トメさん宅のご近所に母子家庭が住んでいたそうな。 
お子さんである娘さんとその弟さんは働く母親を支えるため、小さい頃から家事やちょっとした仕事(新聞配達など)をしていたらしい。 
母親は働いているせいか殆ど家にいない。 
不憫に思った大トメさんはよく食事をこしらえて持たせてあげたり、お古ではあるけどお洋服やおもちゃなどをあげてたんだと。 
それもあってお子さんたちは大トメさんと深い繋がりがあった。 

それから数年後のある日。高校生になった娘さんが目を真っ赤にして訪ねてきたかと思うと 
「お願いします。絶対に返しますから、お金を貸して下さい」と土下座してきたらしい。 
その後ろには同じく目を真っ赤にして泣いている中学生の弟さんが、これまた崩れ落ちるように土下座していた。 
驚いた大トメさんが理由を問うと、娘さんが絞り出すような声で説明を始めた。 
内容としては「母が男を作って家を出た。お金をすべて持っていってしまったので、どうしたらいいのか問うと 
「うるさい。アンタ達がいたせいで私の人生はめちゃくちゃになった、売春でもなんでも勝手にして生きろ。これ以上私に迷惑をかけるな」と言われてしまった。 
私は高校を辞めて働くが、それでも当面の生活費が足りない。頼れる親戚もいないので、どうかお金を貸して下さい」とのことだった。 
驚いたことに、母親は確かに働いてお子さんを育ててはいたがそれは本当に最低限のラインであり、 
今までも男の元へ行って数日帰ってこなかったりはざらにあったらしい。 
そもそも母子家庭になった原因も母親が男を作って父親に追い出されたため。姉弟がせっせと働いていたのも親が払ってくれない学費などを工面するためだったそう。 
大トメさんは泣きながら土下座をする姉弟があまりにも不憫で、自分のタンス貯金から数百万を持ってきて 
「返さなくていい。これで高校をきちんと卒業しなさい。足りなかったらいつでもおいで」と驚いて拒否する娘さんに握らせ、二人を抱き締めてそれからはより仲を深め支援を続けたそうな。 

続きます