114: ななしのいるせいかつ 05/03/15 13:09:39
 
子供の頃、ママンがドジョウを買ってきた日があった 
ものの本で珍しいドジョウ鍋の事を知ったママン、トライする心が芽生えたらしい

問題はその鍋だった 

その名も「ドジョウ地獄」 
知らない人の為に以下にぐぐった説明文を添付します 
↓ 
「~ドジョウの習性を利用して鍋の中に生のドジョウと豆腐を入れ、
煮ていくと熱くなりドジョウは冷たい豆腐の中に頭から突っ込む。
火を熱し続けると、豆腐も熱くなり煮えて、中に入ったままのドジョウも煮えてしまう
という鍋が「ドジョウ地獄」である」 
↑ 
どうです、名前にたがわず残酷そうでしょう 
何がママンの心に訴えたのか、彼女はこれを10歳と7歳の子供を有する
4人家族の楽しい夕餉のメニューとしてチョイスしたのでした 


何も知らずにこたつに入り、卓上にセッティングされた土鍋と
その中の白い豆腐を見て鍋だ鍋だとはしゃぐ子供たち、
ビール開けてゆるゆる晩酌体制のとおちゃん 
やおらそこにクレヨン2本分は優にある立派な胴まわりのたくましいドジョウさんたち 
第一陣(20っぴきくらい)が投入され、コンロに火がはいる

白い豆腐をバックにぬらぬらビチビチと暴れまわる黒く長いものたち

この段階でもう充分画的に不吉でした