465: 愛とタヒの名無しさん 2007/10/31(水) 01:44:45
不幸だったかもしれない俺の結婚式(?)。 

俺の側の親族(両親と兄貴二人とその奥さんと子供たち)は全員大賛成、 
かみさんの側の親族(両親と妹夫婦)は全員猛反対という状態だった、 
理由は、俺のスペックに不満があったわけではなく、 
かみさんは長女だから、一生親もとにいて親の面倒を見るべき、 
次世代を育てるのは妹夫婦にすでに子供がいるから、そちらで済んでいる、 
自分の家庭にかまけて親を二の次にするから結婚は親が存命の間は絶対ダメ、 
大学まで行かせてやったのに自分の好きなことを仕事にして好き勝手してるから、 
そろそろ実家に戻って来い、ということだった。 
当然、挙式どころじゃなくて、入籍だけして一緒に暮らし始めたが、 
かみさんは両親や妹とは絶縁状態となった(本人に言わせればもともと仲悪いらしいが)。 

そこで、うちのおふくろが「Mちゃん(かみさん)の花嫁姿が見たい」と言い出した。 
(注:うちの両親は女の子が欲しくてしょうがなかったが、男しか生まれなくてあきらめたせいか 
かみさんをとっても可愛がっている) 
かみさんの側の親族はさすがに呼べないから、俺の側の親族だけ集めてささやかな披露宴というよりも、 
モデル撮影会のような宴席(かみさんの弁)を持った。 
ところが、娘のこんなにかわいい花嫁姿は親御さんも見たいでしょう、と、 
おふくろが、かみさんの実家に写真を添えて手紙を出してしまった。 
数日後、写真はズタズタに引き裂かれ、「こんな勝手な手紙は受け取れない。 
お前たちのような勝手な連中は、奇形児が生まれて一生苦労するがいい」と 
便箋の裏に殴り書きされて返送されてきた。